Diary

驚かれぬる

2006 年 9 月 3 日

昨日友達に驚かれたこと。

・最近の流行りアニメを観たこと
・新聞をチラリと読んだこと
・電車で文庫本を読んでいること

メディアに意識操作されるのを嫌うマイペースな僕は、流行りものが滅法嫌い。だから流行りモノはあまり観ないと思っていたらしい。また、新聞は単なる活字の面倒くささと優先度の低さと機会のなさで読んでいなかっただけ。鞄に入れて家を出れば電車の中でなら他のすべき事がないので読める。しかしその日の新聞を持ち出してしまうのは家の人に悪いな、と思う。そして満員電車の中ではとても新聞は読めない。そこで文庫本を読むことにした。とはいっても、本は今までもたまにハマると数冊読んでまた興味が逸れる、の繰り返しではあった。だからそいつが驚いたのは知らなかっただけであろう。で、驚いた友人に「おまえはおまえではない」と言われた。

今では反省している

そんな、一度は言いたかったネタはともかく、そんなこんなで少し物腰が柔らかくなったみたい。マイペースとは言っても、周りのペースが気にならないとかそういうのではなくて、マイペースであることにこだわっているタイプなので。とにかく自分のやることを指図されるのが大嫌いなんですな。マイペースな母に似て先天的にそうなったのか、母に口うるさく言われて後天的にそうなったのか、またはその両方なのか、知る術はないが、どちらにせよ母に似たんだろう。父が母の好きなものを買ってくると、母は大抵不平を言う。「冷凍庫いっぱいなのよねー。」と渋い顔をする。まぁ中年のおばさんなんてそんなモンかもしれないが。そんな母に似た僕も、少しはこだわりが少なくなって、いい感じなんじゃないの、と思う。

怖いのは、こだわる必要があることにこだわれなくなりそうなこと。人間短所あっての長所だったりするので、それはほんとに怖い。友人の一人にとんでもないバカがいるが、そのバカさは逆に彼の人間臭さを出し、皆に好かれている。彼がバカでなくなってしまったら、その良さも失われることだろう。また、心に深い暗黒を抱えている人が、魂を揺さぶるような、実にいい仕事をしてたりする。その暗黒がなかったら、その人は”魂を揺さぶるような”仕事をすることができただろうか。

そうやって負の部分を抱えてるっていうのはいいことだと思うんだよね。それが反動で何か大きなエネルギーを生む。それを自覚して前向きに生かしていくことが大事なんじゃないかと思う。

Comments