Diary

主観とか客観とか

2008 年 9 月 18 日

今日のむちゃぶりとあらびき団とさまーずさまーずがとても面白かった。

いや、今日のそれらは確実に面白かったとは思うんですけど、こうも面白いと、単に自分のコンディションの問題かと思えてしまう。実際、こういうときに友達に意見を乞うと、「まぁ、面白いけど、普通だよね」なんて言われそうだと思う。

映画を見る前の期待感の話にも近い話だけど、何かをするにあたって、自分のコンディションによって対象への主観的評価は明らかに異なる。映画に期待しすぎてつまらなかったり、しけた気分のときにお笑いを見てもつまらなかったり、何でもなかった母ちゃんの手料理が今では母の味どころか神の味だったり、久々に行くカラオケが大海原のようだったり、独りの晩酌が自棄酒になったり風情のあるものになったり、前に読んだときはつまらなかった漫画が今は面白かったり、すばらしいスケジュールにもかかわらず旅行前に喧嘩して超詰まんない旅行になったり、、、などなど。いくらでもある。

これで、人の評価がいかに曖昧で、説得力の無いものになる可能性が高いのかもしれないということは、確かにア??な気分に(不信的に)なるのだけど、今言いたいのはそういうことではなく、

こうやって具体的に挙げてみて、ああ、なんて人間臭いんだ、って思う。

前の映画の話のときも思ったけど、主観的であることが人生をより起伏に富むものにするんじゃなかろうか。当然、客観性も大事なのは言うまでも無い。楽しみにしていた映画を観る時に、映画を楽しく観るために「どうせつまんねーよ」と思って観るのも思い入れが無いみたいで嫌だし、人間としてシケてる。かといって、期待を寄せすぎても、楽しく観れない可能性が高い。

期待しないで行けば、ものすごく楽しめるかもしれない。しかし、期待していったときに、期待通り、いや、期待以上に楽しければ、それは作品と自分にとって、よい出会いになることは間違いない。

結局、バランス感覚なんだろうなぁ。うまくなりたいなぁ。

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